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成虫の長さは約40mm~60mmで、羽根を広げると幅は約80mm~120nmほどになる。 |
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個体差があるが、一般的に春に発生する[春型]の個体は、夏に発生する[夏型]よりも小さいものが多い。 |
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ナミアゲハの翅(ハネ)は、黒地に黄白色の斑紋や線が多数入り、複雑な模様をしている。
後翅には、さらに水色や橙色の斑紋があり、突起したの内側の翅には橙色の円形の斑点もある。 |
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この橙色の斑点は、鳥などの嫌がる目玉模様の役割をもち、天敵などから頭を守る役割があると考えられている。 |
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成虫の食事 |
様々な花のミツを吸う。 |
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ナミアゲハ〔並揚羽〕の出現時期 |
3月~10月頃まで、年に2回~6回ほど発生する。 |
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幼虫の育つ環境により異なり、通常は年に2回ほどであるが、暖地では年6回くらい発生することもある。 |
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人家の周辺や草原・農耕地など、どこへでも飛びまわり、様々な花から蜜を吸っていく。
水たまりや湿地、海岸に飛来して吸水したりもする。 |
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一般的にアゲハチョウの仲間は、のらりくらりと飛ぶものが多い。 |
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雄は、雌を求めて飛び回り、見つけると猛アタックをかける。
交尾は長時間要する。 |
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ナミアゲハ〔並揚羽〕の産卵 |
交尾が終わったナミアゲハの雌は、産卵の為にミカン科植物の周囲を飛び回る。
好みの場所を見つけると、羽ばたきながら止まって腹部を曲げ、一粒ずつ産卵する。 |
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通常は、新芽の葉の上に産卵するというが、よくよく観察するとかなりいいかげんに産み付けていく。
柔らかい葉ばかりでなく硬い葉や、葉の裏、幹にも産卵していく時がある。 |
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ナミアゲハの卵 |
卵の大きさは約1ミリほどの球形で、真珠のようなきれいな白色をしている。
やがて、白色の卵が徐々に黒ずみ始め、やがて孵化(ふか)する。 |
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