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ナメクジには特別な天敵が少ないので、じめじめした環境が整えば大繁殖する。 |
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自宅の敷地内にも想像以上に多くのナメクジが存在している可能性もある。 |
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園芸家に嫌われるナメクジは害虫として駆除の対象とされ、ナメクジの捕獲方法や駆除方法など様々な方法が考え出されている。
しかし中にはナメクジの生態を理解していないものもあるので、ナメクジの性質を考慮してから駆除する方が効率的といえる。 |
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ナメクジの性質 |
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視力が弱い。 |
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聴覚で行動する。 |
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移動には時間がかかり、得意ではない。 |
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遠くの大好物よりも近くのエサを好む。 |
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居心地のよい場所からは動かない。 |
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近くに食べ物があれば、他の食べ物を探しに移動いたりしない。 |
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居心地のよい場所とは、食べ物が豊富にある場所。
たとえば、キャベツや白菜などの巻物野菜の中に一度入り込んだら、そのまま居座る。 |
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ナメクジの捕獲方法や駆除方法は、様々考えられているが、「遠くの大好物よりも近くのエサを好む」というナメクジの性質から、完全抹殺するのはかなり難しい。 |
⇒ ナメクジの好物とされるものは、落ち葉や腐りかけの物。 |
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家主が大切に育てている花や植物の新芽ではないので、好物に満足していれば害虫被害はなくなるかもしれない。 |
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ナメクジの捕獲方法 |
「遠くの好物よりも近くのエサ」というナメクジの行動を考えると、一部区域のナメクジにしか効果がないと思われる。 |
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【ビールでおびき寄せる】 |
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ビールを小さな容器に入れて置いておく。 |
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ビールのニオイにつられてやってくる。 |
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容器に入って溺死してしまうこともある。 |
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量が少ないと、飲み逃げされてしまうという。 |
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最大3m程度しか効果がない。 |
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広範囲に行うと、お金がかかり過ぎる難点がある。 |
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【野菜くずでおびき寄せる】 |
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台所の野菜くずを庭にすみに置いておく。 |
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野菜くずのニオイに惹かれて集まってくる。 |
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さらにビールを少量でも野菜くずにかけると、もっと効果的。 |
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最大3m程度しか効果がない。 |
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ナメクジを寄せ付けない方法 |
【銅を置く】 |
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植木鉢の周りなど寄せ付けたいない場所に、銅線や銅版などを置いておく。 |
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銅を嫌う性質があり、寄り付かなくなるという説がある。 |
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銅線を張ったり、巻いたり、あるいは飾りにするなど、どんな形状のものでもよい。 |
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効果がないという説もある。 |
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平面では効果がないが、銅の上を垂直に登ることは嫌うという説もある。 |
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【コーヒーの豆カスを利用する】 |
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使用後のコーヒー豆のカスを、よく乾燥させて土の上にまく。 |
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【殺菌剤を散布する】 |
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殺菌剤を散布しておと、病気の予防も兼ねることが出来る。 |
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しかし、他の益虫まで排除してしまうなど、様々な弊害もある。 |
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キャベツや白菜などの巻物野菜の中に一度入り込んだナメクジには効果がない。 |
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【ナメシートを置く】 |
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ナメシートとは、ナメクジを排除するために考え出されたシートタイプの商品。 |
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ナメシートの上を歩くナメクジはほとんどいないというすぐれ商品だったらしいが、今は販売されていないという。 |
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良い商品が必ずしも売れる訳ではない(?)からか。 |
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【おとり植物で大切なものをガードする】 |
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大切な植物の周囲に、ナメクジの食べ物を配置する。 |
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ナメクジの好物とされるものは、落ち葉や腐りかけの物。
しかし、見栄えも悪く、悪臭も発生する。 |
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ナメクジに食されてもよい植物を周囲に配置するのが効果的。
一番安上がりなのは、雑草を利用すること。
雑草取りをしなければよいだけであるが、雑草の中にも見栄えがするものもあるので、好きな雑草を植えておいてもよい。 |
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ナメクジの抹殺方法 |
【市販のナメクジ駆除剤を使用する】 |
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様々な種類のものが販売されている。 |
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粒剤か錠剤が多い。 |
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濡れると効果がなくなるので、定期的に蒔いておく必要がある。 |
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「ナメキール」という商品を推奨する人もいる。 |
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【塩をかける】 (発見後に捕殺する) |
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ナメクジの85%は水分なので、塩をかけると浸透圧で体内の水分が対外へ出て縮んで死んでしまうという説がある。 |
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砂糖や胡椒、焼酎や酢でも同様の作用がある。 |
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浸透圧でナメクジの体は縮むが、水をかけると復活する。 |
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ナメクジは体に刺激を受けると、粘液を大量に出して逃げていく性質があるので、残された粘液の塊を見た人がナメクジの残骸だと勘違いしたのではないかという説もある。 |
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そのまま日向で日干しにすれば、本当に死ぬ可能性がある。
しかし塩をかけなくても、単に「日干し」にすれば死んでしまう。 |
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実験時の注意!
塩は、植物にも害になるので植物にはかからない様に気をつける。
植物に害にならないようにする為には、捕獲してからビニール袋に入れて塩をかけるとよい。 |
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【炎天下にさらす】 (発見後に捕殺する) |
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ナメクジは高温と乾燥と日照りを嫌う。
炎天下に何時間かさらすと死んでしまうという。 |
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