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サ ク ラ 〔桜〕
写真「サクラ〔桜〕の花」 ヨコハマヒザクラ〔横浜緋桜〕の花(写真)
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 サクラ〔桜〕の栽培
サクラは日本の気候によく合う花木であり、各地の公園や街路樹などに植栽されているが、大木になることと害虫が多く発生することなどから庭木としては敬遠される。
北海道から沖縄まで植林可能であり、高山に適した品種もある。
害虫駆除には悩まされることが多い。
やや湿潤で肥沃な土壌と日当たりを好む。
日当たりが悪いと、花つきが悪くなる。
肥 料
サクラに肥料はほとんど必要ない。
幼木や、やせ地に植えたものには、緩効性化学肥料などを冬期に施す。
病害虫
サクラには病害虫が多発する。
特に毛虫の害が多く、サクラの木が嫌われる原因ともなっている。
大きく生長した木にも、全体に薬剤散布する必要がある。
剪 定
サクラは切り口から病菌が入りやすく、枯れ込む事が多いので、なるべく剪定は控えた方がよいとされる。
しかし不要枝が多く発生するので、枝の細い早いうちに取り除くとすっきりする。
やむを得ず太い枝を切る時は、切口を保護する。
枝を切る時の注意点
枝分かれする所で、枝元から切る。
枝の途中では切らない。
一度に多くの枝を切らない。
木が弱ってしまう。
切口に殺菌剤の入った癒合剤を塗って腐食するのを防ぐ。
クレオソート、コールタール、ペンキなどでもよい。
「サクラ切るバカ、ウメ切らぬバカ」
 古くからの言い伝えで「サクラの木を剪定するなと」という剪定の心得。
 サクラの木は切り口から病菌が入りやすく、枯れ込む事が多いためとされる。
反対にウメの木は剪定した方がよいという。
ウメの木は剪定しないと樹形が乱れ、花つきも見栄えも悪くなる。
植え付け・移植
【12月~3月】
厳寒期を除く。
繁 殖
サクラの繁殖は、実生(ミショウ)・挿し木・接木(ツギキ)にて可能。
ただし、実がならない品種もある。
【実生】 (ミショウ)
果実を採取したら果肉を取り除き、種子(核)を取り出す。
乾燥防止の為、砂の中などに保存しておく。
翌年の2月頃にまく。
種子は乾燥させると発芽が悪くなる。
【挿し木】
挿し木は5月下旬~6月頃に行う。
品種により、挿し木が難しいものがある。
【接木】 (ツギキ)
接ぎ木は花が咲く前の2月下旬~3月中旬頃に行う。
1) 実生(ミショウ)にて台木(ダイギ)を作る。
2) 接ぎ穂用に、元気のよい枝を選ぶ。
3) 葉芽を2個残して長さ4~5センチくらいに切り、接木する。
4) 活着して芽が伸びたら、元気のよい芽だけを残して残りの芽は切り取る。
5) 秋に落葉してから、日当たりと水はけの良い場所に移植する。
接木が難かしい品種もある。
八重桜などの園芸品種は比較的やさしい。
接ぎ穂と同じ系統の台木を用いないと、活着率が悪い。
活着しても、その後の生育がよくない。
果実収穫には2本以上の木が必要
 サクラの木は自身の木の花同士で受粉しても実がなりにくい性質がある。
(この性質を「自家不和合性」という。)
 果実を実らせるためには2本以上の木を近くに植える必要がある。
果実の実る品種で、かつ相性の良い品種が必要となる。
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